こんばんわ。
総合データ予想家の「タウラロウヘイ」です。
本日は東京競馬場ラストウィークを飾るジャパンカップ 2024のデータ展望を行います。
1着賞金が5億円で2着でも2億円、3着でも1億3000万円のレース。
外国馬の招待レースなので外国馬が出てくれないと面白くありませんが、報奨金制度により外国馬にとっては魅力的なレースです。
昔は凱旋門賞を勝った馬がやってくることもありましたが、日本の高速馬場への対応や日本馬の層が厚くなったこともありビッグネームは来日しないことが続いている国際レースとなっています。
日本馬だけでも毎年強豪揃いとなるため、例年よどみないペースで流れます。
そのため上り1位や2位などの脚は必須ではなくどの位置からでもある程度の脚が使えることが求められます。
枠順は木曜日にきまりました。
枠順は顕著な傾向が出ているので予想ファクターには必ず取り入れた方がよいでしょう。
今年は久しぶりにビッグネームが来日しました。
3頭とも強力馬ですがなんといっても目玉はエイダンオブライエン厩舎のG1レースを6勝しているオーギュストロダンです。
ディープ産駒のラストクロップでありこのレースが引退レースとなります。
しかし他の外国馬2頭も大物と呼ぶにふさわしい実績を持っており近年最強のラインナップです。
それでは過去10年の傾向を探ると同時に今回は特別版として外国馬3頭の検証をしていきます。
ジャパンカップ 2024 データ展望
①外国馬診断
戦績と血統面から外国馬を検証していきます。
今年の外国馬は3頭共に勝てば報奨金の対象となるため本気度はかなり高く勝っても不思議ではない実績も持っています。
オーギュストロダン:ムーア
父がディープゆえに2歳時から海外競馬のニュースで幾度も目にしてきたもはや説明不要なぐらいの実績馬。
G1を6勝していますが好走と凡走の差が激しく負けるときは全くダメなタイプ。鞍上が早々にあきらめて疲れを残さないようにしているという話もありますが戦績からは本命にはしにくい面も。
2歳から走っておりここで引退レースとはいえまだ4歳。キャリアは15戦なのでまだまだトップレベルは維持できているはずで陰りが見えるというわけではありません。
これまで6頭ジャパンカップに管理馬を送り込んできたエイダンオブライエンですが今回は初めて来日したことから本気度だけではなく期待度も高いことがわかります。
個人的には馬よりも調教師がビッグネームのような気がします。。。
母ロードデンドロンはG1を3勝している名牝で父はディープという良血馬。
馬場が悪かったことを敗因に挙げたりしているため父の産駒どおり日本の馬場がフィットする可能性が高く外国馬の中では最上位の人気になりそうです。
早くからジャパンカップを目標としておりこの秋2走目というフレッシュな状態も好感が持てます。
ゴリアット:スミヨン
ドイツ生まれのフランス馬でレーティング125は今年の登録メンバー最上位。
今年のキングジョージで後の凱旋門賞勝ち馬ブルーストッキングに完勝しており、ラストは流す余裕を見せているほどの高いポテンシャルを持っています。
騙馬なので凱旋門賞には出走が出来ないためジャパンカップを目標にしていましたが脚の関係で予定していたステップレースには出れず1か月前のレースにスライド出走をして完勝しています。
実績を見ると2400mは得意の距離で6戦4勝、2着1回、唯一シャンティイ大賞が不良馬場で4着というのがありましたが得意の距離なのは明らかです。
キングジョージは馬場が固く時計も早かったので好タイムでの勝利でした。
持続力に秀でたタイプでよどみなく流れるジャパンカップのペースは合う可能性があります。
ただ、父の血統を遡ると4代父がノーザンダンサーとなり完全な欧州血統。
父ノーザンダンサー系は日本馬、外国馬問わずジャパンカップの過去10年では30頭近くの出走で全滅しておりこれだけ見ると手は出しずらい印象。
しいて言えば2代父の産駒に96年のジャパンカップを勝ったシングスピールがいるためヒモで抑えておく程度でよいでしょう。
ファンタスティックムーン:ピーヒュレク
去年の独ダービー馬でG1を2勝していますがこちらも引退レース。種牡馬になる見込みです。
今年の凱旋門賞は馬場悪化の懸念から出走取消を検討したほど。
血統的には逆の印象で、父の父は凱旋門賞勝ち馬、母の父の父も凱旋門賞勝ち馬と重い血統。
戦績から2000mだと取りこぼしており長距離向きっぽい印象、良馬場は4戦全勝だが重や不良では6戦1勝と馬場状態ではハッキリした傾向が出ています。
スピードが若干足りないので2400mよりも長い距離で良馬場であればもっと評価を上げてもよいでしょう。
勝っている時は後方からぶっこぬくような豪快な追い込みが特徴で東京コースはプラスに働く見込みではあるものの今年のメンバーで後方一気は厳しいためいつもの位置取りになると逆に致命傷になる可能性があります。
固い馬場が合うのであればせめて中団に位置しないと好走は厳しいと思います。
②生産牧場
古馬の中距離戦線になれば、ノーザンファーム生産馬が断然です。
過去10年で(6-4-6-47)と馬券対象の半分以上です。
ドウデュース、ジャスティンパレス、チェルヴィニア、ダノンベルーガ、ドゥレッツアが該当します。
「白老ファーム」は複勝率が44%ですが今年は該当なし。
社台ファームが0-2-2-11と相手候補となります。
スターズオンアース、ソールオリエンスが該当します。
③人気傾向
7年連続で5番人気以内が3着までを独占。
4年連続で3連単が1万円以下と馬券的には妙味が薄いレースですが今年は外国馬が強力なのでオッズは多少分散されるでしょう。
④枠順傾向
東京2400mはダービーで有名な話ですがスタートしてすぐに1コーナーとなるので内枠(特に1枠)が絶対有利な枠です。
ジャパンカップでも内枠が有利な傾向が出ており、過去10年で1枠の複勝率が約5割と高い数字となっています。
勝ち馬は基本的に1~3枠までとなります。
1枠 5-4-1-7 勝率29.4% 連対率52.9% 複勝率58.8%⇒ゴリアット
2枠 2-0-4-13 勝率10.5% 連対率10.5% 複勝率31.6%⇒ブローザホーン
3枠 2-1-1-16 勝率10.0% 連対率15.0% 複勝率20.0%⇒ドウデュース、ジャスティンパレス
4枠 0-2-0-18 勝率0.0% 連対率10.0% 複勝率10.0%
5枠 0-1-0-19 勝率0.0% 連対率5.0% 複勝率5.0%
6枠 0-1-0-19 勝率0.0% 連対率5.0% 複勝率5.0%
7枠 1-1-2-21 勝率4.0% 連対率8.0% 複勝率16.0%
8枠 0-0-2-24 勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率7.0%
4枠から外は複勝率が下がっていきます。
内枠有利が顕著になっているレースです。
⑤前走レース
人気傾向のところでも少し触れましたが、天皇賞からの臨戦が最も高く過去10年で6勝しています。
3着も多く複勝率も3割近くで掲示板を外していても巻き返しは可能です。
天皇賞秋 6-3-6-34 勝率12.5% 連対率18.8% 複勝率29.2%
⑥注目馬
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東京コースは2戦2勝ではあるものの2400mは初めてとなります。
ただし、菊花賞を勝っているため距離は全く問題なし。むしろ2000mよりは2400mの方が条件的によいでしょう。
ここ2走は不本意なレースが続いていますが、爆発力のある父の産駒からポテンシャルはこのメンバーでも上位でここで蘇る可能性もあると見ています。
最終予想は週末に発表します。おたのしみに!
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