こんばんわ。
総合データ予想家の「タウラロウヘイ」です。
本日は東京競馬場ラストウィークとなるジャパンカップ 2023のデータ展望を行います。
近年は毎年賞金が高額になっていくレースで今年は5億円に増額となります。
外国馬の招待レースなので外国馬が出てくれないと面白くありませんが、なかなかビッグネームが来てくれないのが近年のJCです。
昔は凱旋門賞を勝った馬がやってくることもありましたが、日本の高速馬場への対応や日本馬の層が厚くなったこともあり寂しい国際招待レースとなっています。
メンバーは毎年強豪揃いとなるため、基本的には例年よどみないペースで流れます。
そのため上り1位や2位などの脚は必須ではなくどの位置からでもある程度の脚が使えることが求められるレースです。
枠順は木曜日に決定しました。
賞金が上がったにも関わらず1頭取り消しもありましたが、外国からの招待馬は1頭のみ。それでも地方からの参戦もありバラエティーに富んだメンバーです。
リバティアイランドとイクイノックスが共に1枠に入りました。
それでは過去10年のデータから傾向を探っていきましょう。
ジャパンカップ 2023 データ展望
①外国馬診断
戦績と血統面から外国馬を検証していきます。
イレジン：Mヴェロン
19戦走って13勝もしているフランス産馬。
主戦は今年来日2度目になる女性ジョッキーです。
デビュー2戦目の未勝利戦から下級条件を歩んでG3まで7連勝をしています。
60キロを背負ったヴィシー大賞（G3）の4着以外は全て3着以内の安定株、2年前のフォワ賞では今回も出走するディープボンドの3着と相手なりに走るタイプです。
G1はロワイヤルオーク賞とガネー賞の2勝、そのロワイヤルオーク賞は3100mの長距離G1、1番人気に応えた勝利でした。
位置取りは中団ぐらいなので日本のペースだと恐らく後方になるでしょう。
ただ、血統的には長距離向きではなく母系の3代目にグリーンデザートとウッドマンが入っていることから潜在的なスピードは持っていそうです。
4走前のロンシャン2000mではやや重で2分3秒5という時計があるのである程度対応は出来そうですが、フランス以外で走るのが初めてなので紐には入れたいが積極的には狙いにくい6歳馬です。
②生産牧場
古馬の中距離戦線になれば、ノーザンファーム生産馬が断然です。
過去10年で（6-4-7-46）と馬券対象の半分以上です。
ノーザンファーム生産馬は16年3着のシュヴァルグラン、13年のデニムアンドルビーとトーセンジョーダン以外は5番人気以内となるため、人気を持っているノーザンファーム生産馬がねらい目となります。
予想人気で該当するのは、イクイノックス、リバティアイランド、ドウデュースあたりです。
逆に言うと人気薄では絡んでこないということになります。
ノーザンファーム生産馬以外で目立つのは「白老ファーム」で複勝率が5割を超えています。
社台コーポレーション白老ファーム 2-2-0-3 勝率28.6% 連対率57.1% 複勝率57.1%
該当馬：ヴェラアズール、スタッドリー
③人気傾向
6年連続で5番人気以内が3着までを独占。
遡ると13年から16年にかけては少し人気のない馬も台頭していますが、前走が天皇賞秋というのが多く天皇賞秋で完敗した面々が巻き返すのも特徴の一つです。
④枠順傾向
東京2400mはダービーで有名な話ですがスタートしてすぐに1コーナーとなるので内枠（特に1枠）が絶対有利な枠です。
ジャパンカップでも内枠が有利な傾向が出ており、過去10年で1枠の複勝率が5割弱と高い数字となっています。
今回その1枠に人気の2頭が入りました。だからと言って枠連1-1で決着するかどうかは微妙です。
１枠 4-3-1-9 勝率23.5% 連対率41.2% 複勝率47.1%
２枠 2-0-4-10 勝率10.5% 連対率10.5% 複勝率31.6%
３枠 2-1-2-15 勝率10.0% 連対率15.0% 複勝率25.0%
４枠 1-2-0-17 勝率5.0% 連対率15.0% 複勝率15.0%
５枠 0-2-0-18 勝率0.0% 連対率10.0% 複勝率10.0%
６枠 0-1-0-19 勝率0.0% 連対率5.0% 複勝率5.0%
７枠 1-1-2-20 勝率4.2% 連対率8.3% 複勝率16.7%
８枠 0-0-1-25 勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率3.8%
1枠から外に行くにつれて複勝率が下がっていきます。
内枠有利が顕著になっているレースです。
⑤前走レース
人気傾向のところでも少し触れましたが、天皇賞からの臨戦が最も高く過去10年で6勝しています。
3着も多く複勝率も3割近くで掲示板を外していても巻き返しは可能です。
天皇賞秋 6-3-6-36 勝率11.8% 連対率17.6% 複勝率29.4%
⑥注目馬
去年より前進必死の血統⇒ダノンベルーガ
対イクイノックスでは全敗ですが、鞍上は距離が2400になるところに高い期待を持っています。
やたらと4着が多いのが気になりますが、どんな条件でもそれなりに走っており大負けはありません。
父の産駒の特徴で4歳秋から5歳にかけて強くなるので去年よりパフォーマンスはあがるでしょう。
最終予想は枠順が決まった週末に発表します。おたのしみに！
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