阪神JF２０２３

 

こんばんは、火下遊です。

本日は阪神ジュベナイルフィリーズ2023

の血統診断を行います。

 

本日出走馬が確定しました。

出走馬確定馬はこちら

 

今年も２勝馬が多く、牡馬混合戦を

勝った馬も多く力関係を把握するのが

難しいメンバーです。

 

そういう時はやはり血統を重視しましょう。

 

阪神ジュベナイルフィリーズ2023全頭血統診断～前半～

 

・アスコリビチェーノ

ダイワメジャー×Danehill Dancer

 

２歳マイル戦でスピードの持続力

勝負で能力を発揮できるダイワメジャー産駒。

 

例年新潟２歳Sを勝つタイプは

早熟系やダート系ですが、この馬は

３歳秋以降も成長し続ける、

リッスンの牝系。

 

母父もスピードが魅力のダンチヒ系で

マイルであれば、来年以降も楽しめる

逸材でしょう。

 

・カルチャーデイ

ファインニードル×マイネルラヴ

 

お兄さんのメイショウチタンも

マイル以上では厳しく、

父、母父ともにスプリンター。

 

将来的にも適性は１２～１４。

阪神マイルG1では距離が長いでしょう。

 

・キャットファイト

ディスクリートキャット×パイロ

 

ディスクリートキャットは昨年

オオバンブルマイを出してダートや

芝のマイル戦で活躍馬を出しています。

 

母父パイロなので、ダートも良さそうで

芝のマイルG1で切れ味勝負だと

分が悪そう。

 

ただ桜花賞とは違い阪神JFは

こういったタイプの先行馬がくるレース。

 

先手が取れればスピードとパワー

で踏ん張れるのではないでしょうか。

 

・クイックバイオ

ブリックスアンドモルタル×ゼンノロブロイ

 

お母さんのアニメイトバイオは

京王杯２歳S２着の後阪神JF２着。

 

終いにもパイオニアバイオや

ビッククインバイオなど２歳戦や

トライアルで活躍している一族。

 

クイックバイオは新馬戦で１８００ｍ

で惨敗して、距離を短くして勝っており

お母さんのように距離の融通性は

ないのかもしれません。

 

タイプ的には１４００ｍ～マイル戦

でもオープン特別あたりで穴をあけて

Ｇ1では足りなさそうです。

 

・コスモディナー

ダノンバラード×ヘクタープロテクター

 

ダノンバラード産駒はパワーのいる

内回り馬場の流れがあう種牡馬。

 

母父のヘクタープロテクターは

一時期日本でも一定数走っていた

種牡馬で、タイプ的にはトライアル

を好走してＧ１でパフォーマンスを

落とす種牡馬。

 

この馬のベストは小回り１８～２０

でしょう。

 

・コラソンビート

スワーヴリチャード×オルフェーヴル

 

今年の新種牡馬のスワーヴリチャード。

初年度産駒から幅広いタイプ

の活躍馬を出しています。

 

この馬のイメージがあう種牡馬は

ネオユニヴァースか。

 

短距離から中距離まで対応できて

牝系にパワーと底力を注入するタイプ。

 

この馬は牝系に底力を感じないので

Ｇ1でどこまでやれるのか。

 

距離は伸びても対応できそうです。

 

・サフィラ

ハーツクライ×Lomitas

 

兄弟に活躍馬多数の良血一族。

 

２歳から走るタイプ、晩成のタイプ

と成長過程の様々なタイプを

輩出していますが、Ｇ1で勝ちきれない

ところは共通しています。

 

ただ全兄のサリオスは朝日杯ＦＳを

勝っており、２歳Ｇ1であればチャンスありか。

 

距離も融通がききそうですし、来春の

クラシックでも中心になりそうな１頭です。

 

・シカゴスティング

ロゴタイプ×スクリーンヒーロー

 

お祖母さんのマルバイユがマルセリーナ

やグランデッツァなどマイルＧ1で活躍

するようなタイプを輩出。

 

ただお父さんのロゴタイプは１４００ｍ

や中山や北海道のように、上がりが

かかるレースが得意な種牡馬。

 

外回りのマイルＧ1では割引でしょう。

 

・スウィープフィート

スワーヴリチャード×ディープスカイ

 

今勢いのあるスワーヴリチャード産駒。

ただ牝系はスイープトウショウを

お祖母さんに持つ名牝の子供ですが、

この一族は産駒が走らないので、

ここでの好走は厳しいかもしれません。

 

母父もディープスカイと主流Ｇ1からは

外れた種牡馬ですし、ローカルや

ダート戦である程度出世するタイプでしょう。

 

・ステレンボッシュ

エピファネイア×ルーラーシップ

 

早熟種牡馬で２歳戦絶好調

のエピファネイアに牝系は

ウインドインハーヘアがいる超良血馬。

 

マイルはやや短い印象も、上質な

配合でＧ1のような底力が問われる

舞台なら対応しそうです。

 

ただお祖母さんランズエッジの系統から

出ているロカやドゥラドーレスは気性が

危うかったタイプ。

 

この馬も当日の落ち着きが鍵でしょう。

 

 

阪神ジュベナイルフィリーズ2023全頭血統診断～後半～

 

・スプリングノヴァ

カリフォルニアクローム×ディープインパクト

 

カリフォルニアクロームはアメリカの

２冠馬で３冠目のベルモントＳで

スタミナ負けしました。

 

古馬になってもドバイワールドＣ

を勝っており、成長力もある馬。

 

産駒もマイル以上のレースで

勝ち上がっている馬が多いですが、

この牝系はスプリングソングや

カレンチャンのようにスプリント馬を

多く輩出しており、お父さんの

足りないスピードを注入しています。

 

パワータイプなので上がりのかかる

レース向きで芝でも内回り向きですが

阪神ＪＦでは良さそうです。

 

・テリオスルル

アルアイン×Medaglia d’Oro

 

アルアインも今年の新種牡馬。

ここまで大物的なタイプは出て

いませんが、お父さん同様に

マイルから内回り２０００ｍで

持続力タイプの産駒が出てくる印象。

 

母父はサドラーズウェルズ系ですが

スピードのある種牡馬。

 

瞬発力勝負では全く競馬に

なりませんが、逃げて自分の得意な

ペースにできればチャンスも。

 

・ドナベティ

リアルスティール×Malibu Moon

 

リアルスティールは緩い流れを

好む種牡馬。

 

Ｇ1で速い流れになったときに

どう対応できるかですが、

母父は短距離ダートで活躍する

産駒を輩出。

 

ベストは１４００ｍですが２歳戦

ならマイルはぎりぎりでしょうか。

 

・ナナオ

ロードカナロア×オルフェーヴル

 

牝系にスピードを加えたタイプを

出すロードカナロア。

 

この牝系から特段目立ったタイプ

もおらず、Ｇ1での底力は感じません。

 

距離延長はマイルまでなら対応

できそうです。

 

・ニュージェネラル

ニューイヤーズデイ×アグネスタキオン

 

近親には皐月賞馬ディーマジェスティ

がおり、牝系からは芝の重賞でも

期待値の高い配合。

 

お父さんのニューイヤーズデイも

今年の新種牡馬でここまで

ダート、芝とまんべんなく勝ち星を

積み上げています。

 

高速上がりにも対応できて

いますし、ここも含めて今後

注目していきたい種牡馬ですね。

 

・プシプシーナ

エピファネイア×フジキセキ

 

２歳戦大活躍のエピファネイア産駒。

母父のフジキセキでスピードも

注入されており、２歳マイル戦では

配合バランスのいい組み合わせ。

 

近年で注目されているサンデーの

クロスも持っており、血統からは

ここでもマイナス材料はありません。

 

・ミライテーラー

オルフェーヴル×Dubawi

 

ダートで勝ち上がっていますが、

配合からは芝向きの血統。

 

お父さんがオルフェーヴルですし

お母さんはアイルランドで母父も

世界的芝種牡馬のDubawi。

 

バランスは悪くないので、芝替わり

で一発あるかもしれません。

 

・ルシフェル

ハーツクライ×Exchange Rate

 

ハーツクライ産駒で１８００ｍ戦

から使われているため、オークス

狙いなのでしょう。

 

母父はダンチヒ系なのでスピードは

ありますし、母母父Jump Startは

今年父ハーツクライのハーパー

が桜花賞４着、オークス２着、

秋華賞３着とクラシックを完走しました。

 

この馬は母父にスピード種牡馬を

かましているので、ハーパーよりも

マイルの適性は高いかもしれません。

 

 

今年の阪神ＪＦ血統から注目は⇒アスコリピチェーノ

 

#阪神ジュベナイルフィリーズ

 

 

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