【天皇賞春 2022】データ展望・出走予定馬／馬場を味方に2強に割って入る馬は？

こんばんわ。
総合データ予想家の「タウラロウヘイ」です。
本日は天皇賞春 2022のデータ展望を行います。

去年に引き続き京都ではなく阪神芝3200mというコースで開催となります。
1週目が外回り、2週目が内回りとなり距離が200m違う阪神大賞典は2週とも内回りのため走るところが少し変わります。
スタートしてから最初のコーナーまでが321mと京都の3200mよりも若干短くポジション取りが難しくなりそうです。
そのため基本的に京都コースよりも内枠有利の傾向が強くなると思われます。
実際は去年は馬番で1→12→3の順番で決まりました。（12番はディープボンド、3番は牝馬）

1週目は外回りのため道中のペースは緩みますが、2週目は内回りのため、各馬早めに仕掛けとなり、4コーナーではある程度の位置に押し上げることが必須になってきます。
後方一気タイプは厳しく、去年は4コーナー5番手以内が3着までを占めました。当然急坂があるので京都コースよりもスタミナの重要度は増してきます。

出走馬予定馬は以下になります

去年2着で有馬記念でも僅差の2着となったディープボンドが人気になります。
前哨戦の阪神大賞典でも強い勝ち方をしたことから今年も最有力候補となりますが、図式はディープボンドvs日経賞を勝ったタイトルホルダーになります。

それでは過去10年のデータから傾向を探っていきましょう。
こちらは過去10年のデータです。去年は阪神コースで開催しています。

天皇賞春 2022 データ展望

①実績　前走3着以内が重要
前走重賞好走組が馬券の中心。過去10年の30頭中27頭が前走5着以内となり
それ以外では菊花賞、天皇賞春で3着以内になった経験があれば好走可能です。
特に菊花賞馬は相性がよく過去10年で6勝しています。
今年のメンバーはG1馬がタイトルホルダー1頭のみですが菊花賞を勝っているため人気ですがデータ的には外せません。
そのほか菊花賞で好走していた面々がここでも好走しており、2012年1着のビートブラックとウインバリアシオン、17年3着のサトノダイヤモンド、18年3着クリンチャーなど、関連が深いことがわかります。

②生産牧場
大レースになると外せないノーザンファーム生産馬は出走馬が多いこともありますが、馬券圏内の半数を占めています。
ノーザンファーム　4-6-6-45　勝率6.6%　連対率16.4%　複勝率26.2%
アイアンバローズ、ヴァルコス、ハヤヤッコ、ハーツイストワール、マカオンドール、ユーキャンスマイル
社台ファーム　0-2-1-8　勝率0.0%　連対率18.2%　複勝率27.3%
シルヴァーソニック、トーセンカンビーナ、ヒートオンビート

③血統
長距離戦では欠かせない血統。
以前はステイゴールド産駒、そしてハーツクライ産駒が主流でしたが、近年はディープ産駒（孫も）が活躍しています。
そしてなんといってもオルフェーヴル産駒が長距離戦で抜群の安定感を発揮しており今回は4頭が登録しておりいずれも長距離で結果を出している面々です。
アイアンバローズ→阪神大賞典2着
シルヴァーソニック→阪神大賞典3着
タガノディアマンテ→ステイヤーズステークス2着
メロディーレーン→牝馬ながら古都S（阪神3000m勝ち）

④阪神コースについて
ディープボンドは阪神で4回走って4連対に加えて阪神大賞典を2連覇と実績からすればG1勝ちはないものの最有力でしょう。
キズナ産駒は総じて脚が遅いのでトライアルホースと思っているのですが、荒れた馬場でパワーが必要なコースであれば去年よりも高いパフォーマンスが出来そうです。
タイトルホルダーは阪神の菊花賞を5馬身差で圧勝と人気上位2頭には問題はなさそうに見えますが、
G1で荒れまくっている阪神コース。コースと馬場を味方につけるタイプが2強に割って入ることも十分可能性があります。

ロング開催で傷んでいる馬場ですが、先週のレースを見ても基本的に追い込みは厳しいでしょう。
ただ、雨が降るとパワーのある道悪巧者が後方からでも差してくる可能性があります。
今は雨が多い時期になってきているので週末の天気は注意が必要ですが、いずれにしても前でレースを運ぶタイプが断然有利です。

⑤注目はこの馬
血統、脚質、近走から十分通用！⇒アイアンバローズ
兄（ベルモントS勝ち）と弟（ホープフルS2着）などすでにG1で好走。
近走好走するも勝ち切れない成績から本馬もスピードには欠けるも今の阪神の馬場で必要なパワーは持ち合わせており、さらに先行できるのでなだれ込んだとしても2着や3着に残る可能性はありそうです。

最終予想は枠順が決まった週末に発表します。おたのしみに！

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