【桜花賞2023】全頭血統診断、今年の桜花賞で最も適性の高い馬はこの馬！！

 

こんばんは、火下遊です。

本日は桜花賞2023全頭血統診断を

行ないます。

 

本日枠順が決まりました。

こちらが桜花賞の枠順です。

 

それではクラシック第一弾桜花賞の

血統適性から検証していきましょう。

 

桜花賞2023血統診断～前半～

 

１枠１番　ブトンドール

ビッグアーサー×スウィフトカレント

 

ビッグアーサーのお父さんでもある

サクラバクシンオーも３歳まではマイル

まで対応できる産駒も出していました。

 

ビッグアーサー自身はスプリント戦

専門で、産駒も距離の融通は

きかないかもしれませんし、外回りの

上がり勝負は向きません。

 

母父スウィフトカレントはあまり

馴染みのない種牡馬ですが、日本では

かなり実績のある牝系。

 

アサクサデンエンやヴィクトワールピサ

が兄弟におり、Ｇ１でも活躍しても

おかしくありませんが外回りコースの

G1向きではありません。

 

１枠２番　ライトクオンタム

ディープインパクト×Quality Road

 

最後の数頭しかいないディープ産駒

の中から今年も桜花賞に出走してきました。

 

牝系も米国で良馬場の高速決着、

高速上がりになるとこの馬の右に出る

馬はいないでしょう。

 

ただ週中の雨や近年のやや持続力

勝負となる桜花賞の傾向からは外れます。

10年前なら間違いなく桜花賞馬ですが・・・

 

２枠３番　リバティアイランド

ドゥラメンテ×All American

 

底力のある今やＧ１種牡馬の

ドゥラメンテにお母さんはスピード

に特化するオーストラリア牝馬。

 

オークスよりは良馬場桜花賞向き

のタイプで、昨年のスターズオンアース

同様切れる脚も使え、マイルであれば

死角は展開による差し損ねだけでしょう。

 

２枠４番　ドゥアイズ

ルーラーシップ×ディープインパクト

 

昨年ブレークしたルーラー×ディープ

配合で、令和の黄金配合。

 

ただルーラーシップ産駒は高速上がり

のレースは得意ではなく、ドゥーラ

同様上がりがかかる競馬が理想です。

 

３枠５番　ハーパー

ハーツクライ×Jump Start

 

お母さんはアルゼンチン牝馬。

ただ母父はA.Pインディの子で

米国色の強い牝系。

 

ハーツクライ産駒でこの牝系の

組み合わせは大物を輩出する黄金配合。

 

高速上がりにも対応できますが、

ヌーヴォレコルトのようにオークスが

より向いている舞台かもしれません。

 

３枠６番　モズメイメイ

リアルインパクト×Frankel

 

リアルインパクト産駒は古馬になると

1400ｍ以下が活躍の舞台と

なりますが、３歳ではマイルでも

Ｇ1馬を出しているように距離の

融通はききます。

 

産駒の特徴は切れる脚を使うよりは

前に行ってスピードで踏ん張るタイプ

が多く、モズメイメイも同様のタイプ。

 

さらにエンパイアメーカーが入っており

包まれる競馬になると能力は出せません。

 

４枠７番　コンクシェル

キズナ×Galileo

この馬も雨が残り、時計がかかってこそ。

 

母父ガリレオなのでスピード決着

は大幅なマイナス。

 

パワー馬場のほうがいいので、

中山やローカルのほうがあいそうです。

 

４枠８番　キタウイング

ダノンバラード×アイルハヴアナザー

 

ダノンバラード産駒はパワーのいる

内回り馬場の流れがあう種牡馬。

 

母父のアイルハヴアナザーは

Flower Alleyの子供ですが、

ラッキーライラックの母父も

Flower Alleyなのでスピード馬場への

対応もできるでしょう。

 

瞬発力と切れ味が必要な、阪神

外回りはマイナスです。

 

この馬も雨が残って、切れ味が

削がれる馬場になればプラスです。

 

５枠９番　コナコースト

キタサンブラック×キングカメハメハ

 

お祖母さんのアンブロワーズが２歳戦

から活躍して桜花賞が５戦目で

お釣りがなくなった早熟馬。

 

この牝系はバレークイーンの牝系で

フサイチコンコルドもダービーを制した

とはいえ３戦目だったように

５戦以内で高いパフォーマンスを発揮するタイプ。

 

この馬もここまで３戦なのでもう少し

お釣りは残っていそうで、お父さんが

キタサンブラックなので成長力もあり、

この牝系の中では最もパフォーマンス

を長く保てそうです。

 

５枠１０番　エミュー

ハービンジャー×スペシャルウィーク

 

昨年ハービンジャー産駒の有力馬が

揃って着外とこのレースでの相性の

悪さを露呈しました。

 

距離短縮もマイナスで、週中の雨が

残ってどれだけやれるでしょう。

 

桜花賞2023血統診断～後半～

 

６枠１１番　シンリョクカ

サトノダイヤモンド×キングカメハメハ

 

今年の新種牡馬のサトノダイヤモンド

ですが、当馬自身は有馬記念や阪神

でも勝っていますが、アルゼンチン牝系

だけに基本は平坦巧者です。

 

産駒も急坂コースよりは東京や北海道

などの平坦競馬場のほうが

パフォーマンスをあげています。

 

そんな中上がりのかかった、阪神JFで２着。

 

桜花賞のほうが上がりが速くなり、

軽い馬場になるため適性はあいそうです。

 

６枠１２番　シングザットソング

ドゥラメンテ×My Golden Song

 

ドゥラメンテ産駒は昨年の勝ち馬の

お父さんでキンカメ産駒。

 

母父も日本の高速決着に対応

しているUnblidled’s Songの子供。

 

配合からは２０００ｍ前後の高速

決着が良さそうですが、阪神マイルでも

速い脚を使えそうですが、マイル的な

スピードの血がないため差し遅れも。

 

７枠１３番　ドゥーラ

ドゥラメンテ×キングヘイロー

 

ドゥラメンテ産駒はG1の舞台で

活躍馬を出しているように底力に

溢れる種牡馬。

 

牝系が欧州色が強ければ、持続力

のあるタイトルホルダータイプで、

牝系が米国系なら切れ味のある

スターズオンアースタイプが出ています。

 

ドゥーラは牝系がキングヘイローに

ステイゴールドというタフな競馬に強い

種牡馬が掛けあわされており、

上がりの速いレースよりはタフな

競馬に強いタイプでしょう。

 

７枠１４番　ペリファーニア

モーリス×ハーツクライ

 

お兄さんがエフフォーリアでクラシック

でも活躍の実績がある配合。

 

ただモーリス産駒がここまでクラシック

で活躍馬が出ていないこともあり、

完成するのはもう少し先かもしれません。

 

距離も兄弟や近親から2000ｍ

あたりが良さそうです。

 

７枠１５番　ジューンオレンジ

ジャスタウェイ×シンボリクリスエス

 

曾祖母のツィンクルブライドは

桜花賞２着も、小回りコースの頃。

 

勢いがまだあるジャスタウェイ産駒

なので力は出せそうですが、

直線が短いコースがこの馬の活躍の場でしょう。

 

８枠１６番　ムーンプローブ

モーリス×フジキセキ

 

モーリス産駒なので軽い馬場で

高速上がりのG1は割引。

 

この配合なら阪神マイルよりは

タフな流れになる1400ｍ向きです。

 

８枠１７番　ラヴェル

キタサンブラック×ダイワメジャー

 

牝系は世界の血統となった、

キョウエイマーチ牝系。

 

ダートも走り、お祖母さんの

キョウエイマーチは重馬場の桜花賞制覇。

 

さらに母父は持続力種牡馬でこのレース

で抜群の相性を誇るダイワメジャー。

 

昨年出走したお姉さんのナミュール

はお父さんのハービンジャーが

阪神マイル成績が悪かったため、

桜花賞も含め凡走しましたが、

キタサンブラックのほうが阪神マイル

の適性は高そうで、お姉さん

よりは阪神マイル戦は走りそうです。

 

８枠１８番　トーセンローリエ

サトノクラウン×メイショウサムソン

 

桜花賞で求められる切れ味や

瞬発力というよりは、小回り向きの

タフな持続力勝負で力を発揮するタイプ。

 

今回は適性がずれそうで、この馬も

雨が残る馬場でできるなら一考でしょう。

 

今年の桜花賞注目血統馬は⇒ラヴェル

 

桜花賞牝系で昨年のお姉さんよりも

血統適性は上。

 

休み明けの仕上がりと気性が鍵です。

最終予想はまた土曜日に。

 

#桜花賞