こんばんわ。
総合データ予想家の「タウラロウヘイ」です。
本日は東京競馬場ラストウィークを飾るジャパンカップ 2025のデータ展望を行います。
1着賞金が5億円で2着でも2億円、3着でも1億3000万円のレース。
外国馬の招待レースなので外国馬が出てくれないと面白くありませんが、報奨金制度により外国馬にとっては魅力的なレースです。
昔は凱旋門賞を勝った馬がやってくることもありましたが、日本の高速馬場への対応や日本馬の層が厚くなったこともありビッグネームは来日しないことが続いている国際レースとなっています。
出走予定はこちら
今年は外国馬が4頭の予定→1頭のみとなりました。
しかしその1頭が今年の欧州年度代表馬であるカランダガンで欧州最強馬の来日となります。
まさにビッグネームと呼ぶにふさわしい実績です。
国内組も去年よりメンバーが揃っており豪華メンバーとなりそうです。
それでは過去10年の傾向を交えて検証していきましょう。
ジャパンカップ 2025 データ展望
①外国馬診断
戦績と血統面から外国馬を検証していきます。
■カランダガン:M.バルザローナ
今年のロンジンワールドベストホースランキングで世界1となっておりフォーエバーヤング(3位タイ)を上回っています。
2歳時に去勢をしています。
デビューの未勝利戦3着以降はオール連対の堅実派。もっかG13連勝中です。
ドバイシーマクラシックでダノンデサイルの2着と日本の馬場に対応が出来そうな下地を持っています。※ちなみに2馬身3/4の3着はドゥレッツア
騙馬でありながら馬体重は460キロに満たないため、スピードもあるタイプと見て取れます。
血統面で見てみると、父のグレンイーグルス自身はマイルG1を勝っているスピードタイプ。
父系がサドラーズウェルズ>ガリレオの系統なので重い馬場でこそのように見えますが、母父にストームキャットやラーイなど日本でも走っている字面の種牡馬が並んでいることから母系でスピードを補っているような印象です。
産駒は新潟2歳Sを勝ったショックアクションぐらいでとわりと地味な産駒成績。
日本の馬場は対応は出来るけど慣れが必要では…という感じです。
父ノーザンダンサー系は日本馬、外国馬問わずジャパンカップの過去10年では30頭ぐらいの出走で全滅に近くこれだけ見ると手は出しずらい印象。※去年のシンエンペラーが例外。
レース振りは後方からこじ開けて伸びてくるといったレース内容なので去年みたいに超スローペースだとある程度対応は出来るかもしれません。
タフな精神力を持っているのでそこに期待は持てますが、いずれにしてもいきなりJCというのは馬場的に厳しいという評価です。
②生産牧場
古馬の中距離戦線になれば、ノーザンファーム生産馬が断然です。
過去10年で(6-5-6-46)と馬券対象の半分以上です。
登録時点でもノーザンファーム生産馬は多く、アドマイヤテラ、クロワデュノール、サンライズアース、ジャスティンパレス、タスティエーラ、ダノンベルーガ、ドゥレッツア、ブレイディヴェーグ、ヨーホーレイクが該当します。
「白老ファーム」は複勝率が約43%ですが今年は該当なしです。
③人気傾向
2024年で7年連続で5番人気以内が3着までを独占していましたが去年は中穴決着となりました。
今年はメンバー層が厚いので実績不足には出番はないかもしれません。また元の傾向に戻ると見ています。
④枠順傾向
東京2400mはダービーで有名な話ですがスタートしてすぐに1コーナーとなるので内枠(特に1枠)が絶対有利な枠です。
ジャパンカップでも内枠が有利な傾向が出ており、過去10年で1枠の複勝率が5割弱と高い数字となっています。
勝ち馬は基本的に1~3枠までとなります。
4枠から6枠まで勝利なし。そして8枠は連対すらなしでクジ運は勝負の行方を左右しかねないことになります。
1枠 5-3-1-7
2枠 1-0-4-13
3枠 3-1-1-15
4枠 0-2-0-18
5枠 0-2-0-18
6枠 0-2-0-18
7枠 1-1-1-21
8枠 0-0-2-24
⑤前走レース
やはり天皇賞からの臨戦が最も高く過去10年で6勝しています。
2着,3着も多く複勝率も3割超えとなり掲示板を外していても巻き返しは可能です。
天皇賞秋 6-3-4-30
⑥ポイントは3歳馬とダービー馬の扱い
3歳馬は過去10年で(1-5-2-15)となり勝ったのはアーモンドアイのみ。
2着が多いのをどう見るか…です。
今年は3世代のダービー馬が出走予定ですがやはり年齢が若い方が好走している傾向となりクロワデュノールは出走してくれば外せない存在となります。
天皇賞秋を見ても1着,2着馬は3歳馬でした。
今年は古馬よりも3歳馬の方が相対的にレベルが高いと見るべきでしょう。
⑦注目馬
今年も人気はなさそうですが…⇒人気ブログランキングで教えます!
イメージは長い脚を使うタイプで京都コースが向いている印象がありますが東京コースは3戦3連対で最も合っている舞台。
状態が去年ほどではないため今週でどこまで仕上がるかによりますが去年とは違い一度叩いているのでもう一段上の調子にはもってこれそうな感じ。
ここ2走は不本意なレースが続いていますが、爆発力のある父の産駒からポテンシャルはこのメンバーでも上位で再びここで蘇る可能性があると見ています。
最終予想は枠順が決まった週末に発表します。おたのしみに!



