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桜花賞2018
こんばんは、火下遊です。
本日は全頭血統診断を行ないます。
こちらが桜花賞の出走馬賞金順一覧
1100万の持ち賞金の3頭の中から
2頭が出走ということなので、
1100万の3頭を含めた19頭の
血統診断を行ないたいと思います。
桜花賞2018血統診断~前半~
・アーモンドアイ
この世代が初年度産駒となる
ロードカナロア産駒。
2歳馬が圧倒的なスピードを受け継いで、
勝ち上がっていましたが、3歳での
伸びしろは2歳ほどは感じません。
お母さんのフサイチパンドラは桜花賞では
小回りコースの不利な大外を引いたため、
惨敗しましたが3歳秋まで安定した結果を
残しており、牝馬クラシックでも中心的な馬でした。
クラシックで活躍できる血統的な底力も持ち、
ロードカナロアからかなりのスピードを
受け継いでおり楽しみな1頭です。
・アマルフィコースト
ダイワメジャー産駒も過去2頭絡んでいます。
ただ昨年は雨馬場の恩恵を受けており、
瞬発力勝負の桜花賞になると、
切れ負けしそうです。
ダイワメジャー産駒ですが、牝系からは
距離の融通はききそうで、
雨馬場になった時にはどの距離でも
注意しておいたほうがいいでしょう。
・アンコールブリュ
お母さんのオイスターチケットが
早熟のスピード馬だったので、
その影響も多少受けているかもしれません。
お姉さんのシェルズレイはトライアルホース
でしたのでG1で来る底力に不安は
ありますが、父がディープインパクトで
底力が注入できていれば、桜花賞でも
上位に来るチャンスはあるかもしれません。
・アンヴァル
ロードカナロア産駒でお母さんが
小倉2歳S勝ちのアルーリングボイス。
活躍の場は1200m戦でしょう。
・コーディエライト
ダイワメジャーにお母さんがダークサファイヤ。
お母さんの兄弟にスプリントダート種牡馬
サウスヴィグラスがいます。
1本調子の競馬が得意な配合で、G1の
桜花賞の舞台では、逃げて坂で止まりそうです。
・スカーレットカラー
お父さんのヴィクトワールピサが
ディープインパクトの適性と同じような
適性を持っています。
ただ牝系からはあまり目立たないので、
G1の舞台でどこまでやれるでしょうか。
・ツヅミモン
お母さんのカタマチボタンは桜花賞3着馬。
お父さんは東京の1400m~1600m
を得意としていたストロングリターン。
ストロングリターンの妹に桜花賞2着の
レッドオーヴァルがおり桜花賞には縁が深い配合。
大穴候補として一考の余地はあります。
・デルニエオール
オルフェーヴルの全妹。
阪神マイル戦が得意だとは思えません。
この一族で牝馬の大物がでないのは、
中山や阪神内回りコースで大きい重賞
レースがないためでしょう。
この血統なら、やはりベストは
中山1800~2000m。
桜花賞という大舞台での適性は高いですが
距離、コースの適性はやや劣るかもしれません。
・トーセンブレス
お母さんのブルーミンバーはツヅミモンの
お母さんカタマチボタンの半妹。
ダンスインザダークがお父さんのカタマチボタン
と比較して父ファルブラヴのブルーミンバー
は1200m~1400mタイプ。
ファルブラヴは中山のマイル~1800m戦、
洋芝の適性が高いです。
父ディープインパクトで桜花賞では
この配合からハープスターが桜花賞馬に。
中山がベストも阪神マイルでも瞬発力勝負
では見劣らないでしょう。
・ハーレムライン
マンハッタンカフェ産駒は桜花賞では、
ディープインパクト産駒に切れ負けする
傾向があります。
母父グルームダンサーの適性はマイル前後
ですが重賞などでは底力に欠ける印象。
根幹距離のG1では厳しそう。
桜花賞2018血統診断~後半~
・フィニフティ
ディープインパクト×クロフネ。
ステファノスの妹ということで、
勝ちきれないまでも相手なりには
走れそう。
桜花賞も悪くはないですが、
NHKマイルカップに出走すれば、
頭まで意識できる馬でしょう。
・プリモシーン
ディープインパクト産駒の高速上がりが
使えるタイプは桜花賞向き。
ディープインパクト産駒×豪州と珍しい
組合せですが、お母さんのモシーンは
豪州でG1を4勝した名牝。
母父のファストネットロックは
スプリンターですがモシーンは
マイル~2500mまでの距離を
こなしており、デインヒルの血からも
G1で必要な底力も兼備。
血統からはかなり大物感漂う配合です。
・マウレア
ディープインパクト×ストームキャット
の黄金配合。
お姉さんのアユサンもこのレースを勝って
いることからも血統からはこの馬が
最も適性があるといってもいいでしょう。
この配合は3歳戦での瞬発力勝負に
適性があり、高速上がりのレースでこそ。
直線の長い外回りコースでG1レースらしい、
ペースになればこの馬にチャンスがあるでしょう。
・モルトアレグロ
アメリカ的な外国産馬は桜花賞では、
なかなか通用しません。
スピードとパワーに突出している配合で、
春のクラシック時に必要な、瞬発力勝負では
厳しいでしょう。
・ラッキーライラック
オルフェーヴルの初年度産駒。
お父さんのイメージから産駒は小回り向きの
イメージを持っています。
牝系をたどれば近親にミッキーアイルや
アエロリットがおり日本のG1での適性は十分。
どちらもNHKマイルCを勝っており、
後はオルフェーヴルの適性がどうかでしょう。
・リバティハイツ
キングカメハメハ×ドバウィ。
スピードとパワータイプでの配合。
ドバウィ産駒もパワータイプが多く
主戦場は1400mのパワー芝か。
阪神マイル戦では切れ負けしそうです。
・リリーノーブル
サンデー、トニービン、キングマンボと
日本の主流の血統がほぼ網羅された配合。
牝系からそこそこの活躍馬は出ていますが、
G1の舞台で活躍した馬はおらず、
大舞台での底力が鍵に。
タイプ的にはトライアルでこそのようにも
思えますし、ルーラーシップ産駒なので
良馬場マイルではスピード負けしそうです。
・レッドサクヤ
全姉にオークス2着のエバーブロッサム。
エルフィンSを勝っていますが、
距離が延びたほうが重賞では、
力を発揮できるかもしれません。
高速上がりのレースでは4着、
勝ち負けしているレースは
上がりがかかるレースなので、
牝系のパワーが影響しているかもしれません。
・レッドレグナント
ロードカナロア×クロフネでこのレースに
出走予定のフィニフティが近親。
ただフィニフティと違うのはサンデーを
持っていないという点。
桜花賞は瞬発力勝負になることが多いので、
どうしてもサンデーサイレンスが入って
いないと切れ負けしてしまいます。
血統からはマイルがいいとは思いますが、
桜花賞ではサンデーを持っている馬に
差し負けてしまいそうです。
血統からの注目は、
アーモンドアイ、ツヅミモン、
トーセンブレス、フィニフティ、
プリモシーン、マウレア、
ラッキーライラック
最終予想はまた土曜日に。
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