目次
朝日杯フューチュリティステークス2017
こんばんは、火下遊です。
本日は朝日杯フューチュリティステークス
全頭血統・調教診断を行います。
先週は予想通りの堅い決着。
ロックディスタウンが飛んだので、
多少高配当を期待しましたが、
皆さん馬券上手ですね。
ただ今週も波乱にはなりそうにない、
メンバー構成です。
出走確定馬と予想オッズがこちら
完全に3強といったオッズですね。
それでは血統・調教診断を行ないます。
朝日杯FS2017全頭血統・調教診断~前半~
阪神マイル戦での開催となって4年目。
基本的には先週の阪神ジュベナイルフィリーズ同様と
考えてもいいでしょう。
ディープインパクト産駒に、冬でパワーが必要なので
パワーのある血を持つ馬。
持続力のあるパワータイプを狙いたいですね。
調教も阪神外回りマイル戦ということで、
坂路とCW・南Wの併用が理想的です。
坂路調教はパワーとスピード、W調教が
スタミナをつける練習だと思ってもらうと
わかりやすいでしょうか。
それでは全頭診断を。
・アイアンクロー
アドマイヤムーン×グラスワンダー
牝系はミルレーサーの一族で馬場への適性は
感じます。
距離適性はマイルでも我慢できそうですが
直線が長いコースよりも、短いコースの
ほうが力を発揮できそうです。
12/9 CW良 55.2 -40.0- 11.7 直一
12/13 栗坂良 53.1 -38.6- 25.2 -12.6 仕掛
併用追いは好感が持てる。
時計もまずまずでメンバー次第では。
・アサクサゲンキ
ラビットランの弟ですが、ラビットランの父は
大種牡馬タピット。
ストーミーアトランティックにお父さんが
変わった同馬は底力にも欠けそうです。
お姉さんはローズSを勝ちましたが、
本質的にはダートか芝なら1200m。
ここでは名手武豊Jとはいえ厳しいか。
12/6 栗坂良 52.0-38.1-25.4-13.2 一杯
12/10 栗坂良 57.9-42.4-27.7-14.1 馬也
坂路のみで仕上げられており、
今週の追い切りは10日に軽く乗られただけ。
強調点に欠ける調教です。
・イシマツ
スウェプトオーヴァーボード×タバスコキャット
道営出身ですが、芝のマイルでどうにかという
タイプではなさそうです。
12/7 栗坂良 51.4-37.9-25.1-12.5 馬也
12/14 栗坂良 50.7-37.8-25.1-13.0 一杯
1週前、今週と坂路で好時計。
格下馬とは思えない動きですが、
1200m戦で買いたいタイプです。
・カシアス
阪神マイルだとキンシャサノキセキ産駒は
スタミナに不安があります。
昨年はモンドキャンノが絡みましたが、
今年は厳しいのではないでしょうか。
12/6 CW良78.7-64.7-51.6-40.0-14.1 一杯
12/13 栗坂良 54.6-39.6-25.4-12.2 馬也
併用追いですが、CWでの時計が悪すぎ。
短い距離向きといえるでしょう。
・ケイアイノーテック
ディープインパクトにパワー系の
スマーティジョーンズが母父。
先行してどこまで粘り込めるか。
12/6 栗坂良 55.1-40.3-25.7-12.6 馬也
12/13 栗坂良 50.8-37.2-24.6-12.5 一杯
中間緩い調教でCWも乗っており、
坂路との併用追いといっても過言ではありません。
今週の坂路の動きが絶好。
叩き2走目でどこまでやれるか。
・ケイティクレバー
ハービンジャー×ディープインパクト
お祖母さんに紫苑Sを制した、
レンドフェリーチェがいる配合。
阪神外回りのマイル戦では距離が短そうです。
12/13 CW良 69.8- 53.8- 39.2- 12.0 馬也
9月にデビューして使い詰め。
調教は軽めですが間隔が開いていないので、
この調教でもこの馬にすると十分でしょう。
・ステルヴィオ
今年の新種牡馬ロードカナロア産駒。
ここまでは新種牡馬の期待に十分応える
産駒成績です。
母父ファルブラヴからも将来的には1400m
がベスト距離とはなりそうですが、
3歳までならマイル戦でも十分通用するでしょう。
12/6 南W良 83.7-68.9-54.2-39.5-12.7 馬也
12/10 栗坂良 54.9-39.3-25.4-12.7 馬也
12/13 南W良 53.8-39.8-13.1 馬也
南Wと坂路での併用追い。
中間もしっかり追われており、1週前は長めから
乗り込まれ当週は軽めに整える程度の調教。
体勢は万全といっていいでしょう。
・タワーオブロンドン
お父さんのレイヴンズパスはBCクラシックや
クイーンエリザベス2世Sなどの中距離G1を
勝っており、牝系も長距離血統という
血統だけ見ればステイヤー配合。
父系をたどればゴーンウエスト系なので、
芝のG1では底力に欠けるかもしれません。
パワータイプであるのは間違いなく、
マイルの距離も全く不安材料にはなりません。
牝系からは皐月賞馬ディーマジェスティも
出ているように、スローの瞬発力勝負には
向いておらず、消耗戦のような激しい競馬が
理想でしょう。
12/6 南W良 70.0-54.1-40.0-12.9 馬也
12/10 美坂良54.0-40.1-26.8-13.2 馬也
12/13 美坂良53.2-38.5-24.6-12.1 馬也
南Wと坂路の併用追い。
スタミナ血統だけに坂路でスピードをつける
調教を当週にしているのはプラス材料。
仕上がりは万全といえるでしょう。
朝日杯FS2017全頭血統・調教診断~後半~
・ダノンスマッシュ
こちらも新種牡馬ロードカナロア産駒。
母父がハードスパンというアメリカダート馬。
お祖母さんはクリスエス産駒でBCディスタフや
ハリウッドオークスを制覇。
BCマイルを勝ったウォーチャントを
輩出しています。
ロードカナロアとの配合から芝のマイル戦
よりもダート適性が求められる1400m戦
がベストでしょう。
12/6 CW良 78.8-63.8-49.6-36.9-11.6 馬也
12/13 CW良 66.1-52.5-37.7-11.9 馬也
3戦連続1400m戦を使われており、
スタミナをつけるためにCWを活用と、
調教の意図がはっきり見えます。
1週前は猛時計をだしており、調子は絶好調と
いえるでしょう。
・ダノンプレミアム
ディープインパクト×インティカブ
かなりの瞬発力を兼ね備えた配合で、
京都の外回りコースなどが最も適した舞台。
同じ配合にダービー2着のサトノラーゼン。
ペースが落ち着いて瞬発力勝負の要素が必要と
なればここでは飛びぬけた存在といえるでしょう。
12/7 CW良 84.4-67.8-51.9-37.8-11.4 強め
12/14CW良 52.7-37.6-11.7 馬也
調教からもこの馬の脚力がはっきりわかります。
終いの瞬発力はさすがの一言。
この馬の力を発揮できるでしょう。
・ダブルシャープ
欧州血統のベーカバド産駒。
牝系はメジロブライトなどを輩出した
レールデュタンをお祖母さんに持つ
昔ながらの配合。
切れの足りない部分をアグネスタキオンで
補足してあり地方のダートよりは洋芝の
ほうが適性がありそうです。
春のスピード競馬になると、スピード不足は
否めませんが冬で適度に時計がかかる
馬場であればチャンスはあるでしょう。
12/6 CW良 82.6-66.3-52.0-37.7-12.2 一杯
12/10 栗坂良 59.2-42.7-26.4-12.2 馬也
12/13 栗坂良 52.6-37.7-24.3-12.4 一杯
転厩初戦となりますが、併用調教で
しっかり体勢を整えています。
力が出せる仕上がりと言えるでしょう。
・ヒシコスマー
ブラックタイド×ヘクタープロテクター
ヘクタープロテクターがG1では底力を欠き、
上位に来れるイメージがわきません。
12/13 CW良 84.8-67.9-51.6-38.1-12.0 馬也
万両賞からの中1週。
動きに陰りは見られず、調子落ちはみられません。
・ファストアプローチ
お母さんがサトノクラウンのお姉さん。
そこにドーンアプローチが付けられており、
マイルでは付いていくのが精一杯でしょう。
マイルのスピード勝負に対応するのは、
厳しいかもしれません。
12/6 美坂良 54.8-40.1-26.1-12.9 馬也
12/10 美坂良 54.9-39.4-25.4-12.8 馬也
12/13 美坂重 54.6-39.9-26.1-12.0 馬也
2週間で坂路3本、スピードを付ける調教は
しっかりできていると思われます。
本番のマイル戦で対応できるのかどうかが
ポイントとなりそうです。
・フロンティア
ダイワメジャー×トニービン
先行できれば持続力配合ですし、
粘れる可能性が高いでしょう。
昔ながらの牝系で時計のかかる競馬で
あればチャンスもあるでしょう。
12/7 CW良 85.4-68.9-52.9-38.8-12.0 一杯
12/10栗坂良 52.8-38.8-25.5-12.8 馬也
12/13CW良 68.5-51.6-37.6-11.6 馬也
併用調教でしっかり時計も出しており、
調教だけ見ると、このメンバーの中では
最も理想的です。
・ムスコローソ
ヘニーヒューズ×アドマイヤムーンは
ダート配合ですが、牝系がダイナカールで
芝の一流血統です。
ただ阪神マイルの芝G1でヘニーヒューズの
産駒では勝ち負けまではいかないでしょう。
将来的には芝ならスプリント路線であれば、
期待ができそうです。
12/6 南W良 68.0-53.1-38.7-13.0 強め
12/11 美坂良 56.8-42.7-28.7-14.2 馬也
12/14 南W良 68.4-53.4-39.6-13.2 G一
パワータイプの血統馬だけに、
調教からも終いが時計がかかってしまいます。
動きはいいですが、調教からも
直線の長いコースで33秒台の上がりが
決めてとなるコースでは厳しいかもしれません。
・ライトオンキュー
外国ではシャマーダル産駒でG1を勝ち負け
するレベルの馬が出ていますが、日本では
未だ重賞勝ち馬はでていません。
ただ今年の2歳馬でダーレージャパンが
何頭かデビューさせており、日本の馬場
適性がはかれるのでははいでしょうか。
母父はタワーオブロンドンのお父さんと
同じレイヴンズパス。
1分34秒台前半の時計で走れるかが
鍵となるでしょう。
12/6 CW良 82.5-67.5-53.1-39.9-12.5 馬也
12/10栗坂良 56.7-41.1-26.1-12.3 馬也
12/13栗坂良 54.1-39.1-25.6-12.9 馬也
併用調教でまずまずの動き。
相手次第では上位も。
この結果も踏まえた最終予想をお楽しみに!!
コメントを投稿するにはログインしてください。