目次
菊花賞２０２０
こんばんは、火下遊です。
本日は菊花賞２０２０の出走馬全頭
血統診断を行います。
初距離で血統は重要なファクターなので、
出走確定メンバーの血統を検証して、
菊花賞の適性馬を探っていきたいと思います。
枠順はこちら
今年は先週までの馬場を考えると、
外差し馬場のスタミナコース。
高速菊花賞にはならないように思います。
なのでスタミナが問われると予想する
馬場での血統診断とさせて頂きます。
菊花賞２０２０出走馬全頭血統診断～前半～
１枠１番 ディアマンミノル
オルフェーヴル×デヒア
お祖母さんにオークスを逃げ切った
イソノルーブルというオールドファン
が喜ぶ血統構成。
母父にスピードの血が入っており、
距離も中距離～長距離に対応できて
いるのでしょう。
荒れた芝も牝系から他の馬が苦にする
のであれば、プラスとなりそうです。
１枠２番 ガロアクリーク
キンシャサノキセキ×キングマンボ
皐月賞まではこの馬にやられました。
父馬は距離の根幹をなす種牡馬となるので、
３０００ｍはさすがに長いでしょう。
牝系からも力のいるスタミナ馬場で
プラスになる配合でもありません。
牝系が強く出ていたとしても、
２０００ｍ前後まででしょう。
２枠３番 コントレイル
ディープインパクト×アンブライドルズソング
ベストは２０００ｍ～２４００ｍ。
クラシックの中では最もあわない
条件といっても良さそうです。
Ｇ１的な底力では、いま日本の馬場で
ディープインパクトととの配合的な相性が
よく、Ｇ１での活躍馬も多数の母父。
３０００ｍでスタミナの心配は多少は
ありますが、今のパワーがいる馬場も
こなせますし、大きく能力を落とすことは
なさそうです。
２枠４番 マンオブスピリット
ルーラーシップ×サンデーサイレンス
お兄さんにフルーキーがおり、
瞬発力タイプの馬と思われがちですが、
父ルーラーシップに変わり、長く
脚を使うタイプの馬です。
牝系は瞬発力とスピード配合なので、
ルーラーシップとの組合せになると
中途半端なタイプになるかもしれません。
そうなるとＧ１では厳しいかも
しれませんね。
３枠５番 サトノインプレッサ
ディープインパクト×サーム
お母さんのサプレザは海外馬ながら
マイルチャンピオンシップを２度
３着しており、マイラー色の強い母馬。
ディープインパクト産駒で母型が強調
されるため、スローの瞬発力勝負が得意。
今回のようなタフな馬場での３０００ｍ
はあうとは思えません。
３枠６番 ヴェルトライゼンデ
ドリームジャーニー×アカテナンゴ
お兄さんは昨年菊花賞を制した、
ワールドプレミア。
血統からも距離が延びた方が力を
発揮するタイプですし、血統から
逆転があるならこの馬でしょう。
４枠７番 ダノングロワール
ハーツクライ×サイトシーング
ハーツクライは今の日本の馬場では、
最もスタミナレースに強い種牡馬。
牝系からは中距離的な米国色が強く、
パワータイプの米国型なので
高速決着というよりは、パワー馬場への
適性を感じますね。
４枠８番 ディープボンド
キズナ×キングヘイロー
キズナ産駒では３０００ｍは
牝系がよほどスタミナ要素が強く
ないと厳しいのではないでしょうか。
牝系の近親から見ても、２０００ｍ以下
での活躍馬が多いですし、距離延長で
能力発揮とはならないでしょう。
５枠９番 アリストテレス
エピファネイア×ディープインパクト
エピファネイア産駒はスタミナ馬場での
持続力勝負が得意。
牝系から長距離で活躍している馬が
多いバレークイーンの一族。
タフな菊花賞であればメンバー中
最もあう配合と言えそうです。
５枠１０番 サトノフラッグ
ディープインパクト×ノットフォーセール
ディープ産駒ですが、小回りが得意。
特に中山のような捲れる競馬場
で力を発揮します。
お母さんのバラダセールはアルゼンチン
牝系で瞬発力勝負というよりは、
パワータイプ。
直線の長い競馬場でのＧ１レースは
条件があいません。
菊花賞２０２０出走馬全頭血統診断～後半～
６枠１１番 バビット
ナカヤマフェスタ×タイキシャトル
ナカヤマフェスタは凱旋門賞２着。
母父タイキシャトルでスピードを注入しています。
お父さんが凱旋門賞で好走している
ようにタフな馬場での競馬も苦に
しませんし、牝系は長距離配合。
母父のタイキシャトルがいいアクセント
になっています。
６枠１２番 レクセランス
ディープインパクト×シャンゼリゼ
牝系は欧州色が強い配合ですが、
母父シャンゼリゼがデインヒルの子供。
シャンゼリゼは欧州のスタミナレース
に強い馬だったので、タフな馬場での
レースのほうがスピードのなさは
カバーできそう。
ただディープ産駒ですが、Ｇ１での
底力は感じません。
７枠１３番 ロバートソンキー
ルーラーシップ×サンデーサイレンス
お祖母さんのトウカイテネシーは
トウカイテイオーの全妹という、
こちらもオールドファンは泣いて
喜ぶ血統馬。
ルーラーシップ産駒で長くいい脚が
使えることが特徴で、昔の日本で活躍
していた牝系からタフな馬場も良さそう。
先週同様の外差し馬場なら、
チャンスはありそうです。
７枠１４番 ヴァルコス
ノヴェリスト×ダンスインザダーク
スピードが足りない印象があり、
時計のかかる菊花賞にはあう印象。
父がモンズン産駒のノヴェリスト、
母父ダンスインザダークなので
この母父は菊花賞では黙って押さえましょう。
７枠１５番 ブラックホール
ゴールドシップ×キングカメハメハ
父ゴールドシップは皐月・菊を勝って
おり、高速馬場があわない種牡馬なので
先週までの京都はあう種牡馬。
牝系は軽さのあるマイル以下で活躍
した早熟牝系。
３歳秋で果たしてこれまで以上の
上積みがあるかどうかが鍵です。
８枠１６番 ターキッシュパレス
ゴールデンホーン×ディクタット
ゴールデンホーンは凱旋門賞馬で、
ディクタットはイギリスの馬ですが
安田記念２着の馬。
このまま欧州で走らせると面白い
配合だとは思いますが、菊花賞でも
スタミナ負けをすることはないでしょう。
８枠１７番 キメラヴェリテ
キズナ×コジーン
３０００ｍはさすがに長い。
マイル以下もしくは単騎で楽逃げした
内回り２０００ｍまででしょう。
８枠１８番 ビターエンダー
オルフェーヴル×アフリートアレックス
オルフェーヴル産駒だけに気性的に
押さえがきくのかどうか。
牝系を見るとアンブライドルズソングが
母母父で米国色の強いタイプ。
タフな菊花賞は欧州的な血がいいだけに、
ここでは厳しいでしょう。
以上菊花賞全頭血統診断でした。
血統からの注目馬はヴェルトライゼンデ、
アリストテレスです。
最終的にデータと血統の融合予想は週末に！！
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古くからの格言で「最も強い馬が勝つ」と言われている牡馬三冠最終戦・菊花賞。3000ｍという長丁場で行われることもあり、例年小手先だけでは勝ち負けできないハイレベルな戦いが繰り広げられている。
過去10年、上位人気馬の成績では、1人気[5.1.2.2]、2人気[0.3.0.7]、3人気[2.0.2.6]と1人気は5勝で馬券圏には9頭が入っているが2人気は勝ち馬なしで2着３買い、3人気は2勝しているが馬券圏好走は4頭のみ。上位人気馬では1人気の信頼は高いが2.3人気は凡走が多い。
過去10年の平均配当では、馬連3210円、3連複2万6830円、3連単12万1650円。馬連3桁配当H3度、馬連万馬券は1度、3連単10万馬券以上が3度、3連単最高配当は55万9700円の特大馬券が出ている。二桁人気の伏兵馬も18年ユーキャンスマイル(10人気３着)、17年クリンチャー(10人気２着)･ポポカテペトル(13人気３着)、10年ビートブラック(13人気３着)など4頭が馬券圏に好走しているように大波乱になるケースも少なくない。
菊花賞はセントライト記念と神戸新聞杯、2つのトライアルレースが設けられているが、近10年で【8－6－4－46】と8頭の勝ち馬を送り出している神戸新聞杯組が圧倒的な強さを見せている一方で、セントライト記念組は【1－3－1－47】と分が悪く、勝ち馬は15年のキタサンブラック1頭のみに留まっている。今年は4連勝でセントライト記念を制したバビットらが出走を予定しているが果たして！？
現代競馬は2000ｍを中心とした”中距離根幹”志向が強くなっているため「長距離路線は低レベル」と言われがちだが、近年の菊花賞馬を見ると、
11年オルフェーヴル…通算ＧＩ6勝
12年ゴールドシップ…通算ＧＩ6勝
13年エピファネイア…14年ジャパンＣ制覇
15年キタサンブラック…通算ＧＩ７勝
16年サトノダイヤモンド…次走有馬記念制覇
18年フィエールマン…19年･20年天皇賞(春)連覇
など、当レース制覇後の活躍が非常に目立つ。また惜しくも２～３着に敗れた馬の中にも、１４年３着ゴールドアクター（１５年有馬記念制覇）、１５年２着リアルスティール（１６年ドバイターフ制覇）、１６年２着レインボーライン（１８年天皇賞（春）制覇）と後のＧＩホースばかり。逆説的に考えると「この馬は将来、ＧＩを制する素質を秘めているか？」を見抜くことが、馬券的中へ直結するとも言える。いずれにせよ、菊花賞上位馬は今後のＧＩ戦線でも活躍できる可能性は大だ。
今年は無敗で３冠を狙うコントレイルが出走。ここまで６戦無敗で２冠達成。前哨戦の神戸新聞杯では余力残しでの快勝で３冠獲りに不安はない。しかし、初距離の長丁場で、過去にも断然人気馬が馬郡に沈んだケースもあることに間違いない。過去の無敗３冠馬はシンボリルドルフ・ディープインパクトの２頭のみだが、歴史に名を刻む大一番だけに注目の一戦だ。
他には４連勝中の上がり馬バビットが２冠馬コントレイルに挑む。重賞２連勝中で、ここまで６戦パーフェクト連対中。試金石の一戦だが、どんな走りをするか注目。神戸新聞杯でコントレイルの２着ヴェルトライゼンデ、青葉賞の勝ち馬オーソリティやサトノフラッグ、３連勝中のアンティシペイトなどがスタンバイ！
騎手・調教師・馬主・生産関係者と太いパイプを持ち、公にはならない裏情報を入手できる競馬セブンだからこそ、極秘情報を入手可能。今回無料登録をして頂いた方には情報は勿論のこと最終ジャッジの『菊花賞・３点勝負』を特別公開。情報配信は天候・馬場状態など、馬券に直結するありとあらゆる要素を加味したうえでジャッジするため、レース当日１３：３０頃の配信となるのでそれまでお待ち頂きたい。
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