今年ジャパンカップに出走する外国馬について検証したいと思います。
トリップトゥパリス
血統的にはお父さんがデインヒル系で、母父ファンタスティックライト。
ノーザンダンサーの4×3×3を持ちニジンスキーのクロスも持っています。
日本でこれまで母父ファンタスティックライトの血を持つ馬の活躍が
ほとんどないのは気になるところで、父系のデインヒル系も日本では
フィエロやフェノーメノの母父。
お父さんとしてはフェアリーキングプローンやファインモーション。
でマイラーからスタミナ馬まで多種多様に排出しています。
同馬は実績的に3000m以上のレースで結果を出していることから、
フェノーメノタイプとは見ますが、東京2400mでの瞬発力勝負に
なった時は厳しいでしょう。
イラプト
今世界的に注目されているドバイ産駒。
母父カーリアンで日本の東京適性は今回の出走外国馬の中で
最も感じる馬です。
凱旋門賞で5着程度に負けているのも良く、
久しぶりに馬券に絡む可能性を見出せる外国馬だと思います。
イトウ
名前が日本的で(実際初代総理大臣伊藤博文から付けられたとも)
親しみが沸きます。
お父さんは馴染みがないですがインザウィングスの子ということで、
シングスピールと同じ系統。
日本の馬場にも適正があるかもしれません。
ただ母父タイガーヒルは同馬自身ジャパンカップで大敗。
デインヒル系ですがこの血を持つ馬が、日本で全く結果を
残せていないことからここではどうでしょうか。
ノーザンダンサー系の種牡馬が父系、母系に並びすぎている
超近親配合ということも気になります。
ナイトフラワー
ディラントーマス産駒ですが、こちらもデインヒル系です。
今年は非常にデインヒルの系統が多いですが、同馬は母系に
パントレセレブとプラティニが入っています。
母父パントレセレブはオークスで2着したピュアブリーゼや
先日亡くなった春天3着のレッドカドーがいます。
プラティニはエイシンフラッシュの母父で東京2400m
のG1で来れる可能性を十分に感じる馬です。
ただ18番枠は厳しいのでどう乗りこなすか、
日本でレース経験のあるシュタルケJというのは心強いでしょう。
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どこまで買ってどこから切るか、最終的には日本馬のレベルとの比較
になってくると思います。
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